ADHDの暮らしの知恵

ADHDのアラフィフ主婦がADHDとうまく暮らしていく知恵を共有します

空気を読めない - 会話が苦手です

先日、息子から厳しい指摘を受けました。(ちなみに息子もADHDです)

「お母さんの発する言葉は、人をすごくイライラさせるし、人を傷つける。会話するとき、この言葉を聞いたら相手がどう思うか、そしてどういう言葉を返してくるかを考えてみたら」

親の言葉に対して子供が反発心を抱くのはありがちなことですが、私の場合は、親子関係が息子をイライラさせる原因ではありません。

私が言葉を発するとき「この言葉を聞いた相手がどう思うか」を、まったく考えていないわけではありません。逆に、考えすぎて混乱して言葉を発するタイミングを失ってしまうことの方が多いぐらいです。

***

私は、いわゆる「空気を読んで」会話するのがとても苦手なのです。

最適のタイミングで最適の言葉を発しようとすると、頭の中で毛糸がこんがらがって絡まっていくような感覚を覚えます。そして、混乱したまま言葉を発すると、相手にとって「空気を読んでいない」言葉になってしまうのです。

家族に対しては、ストレートに言葉を発することが多く、「空気を読まなくてもいい」会話が許される場を、心地よく感じていました。けれど、やはり、私が発するストレートな言葉は、息子に対しても「空気を読めてない」言葉だったのです。

これからは、家族との会話にも、もう少し気遣いをしていかなくてはと思っています。そして、言いにくいことを指摘してくれた息子に感謝しています。

***

私は、幼い頃からコミュニケーションに文章を使うのが好きでした。会話ではうまくコミュニケーションができないことを自覚していたのだと思います。

会話と違って、文章はたっぷり時間をかけて言葉を選ぶことができるので、大事なことを伝えたいときは、今でも手紙やメールを使うようにしています。また、会話で相手を不快にさせてしまったときも、文章で謝罪を伝えるようにしています(家族に対しても、です)。

***

最適のタイミングで最適の言葉を発することができたら、会話でのコミュニケーションがどんなに楽しく素晴らしいことでしょうね。

生まれ変わったら、空気が読める脳が欲しいです。